その男、最強

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「入ったぁ!」 大聖、勇聖が同時に叫んだ。 C・ロゼは思い切り床に叩きつけられた。 普通、余裕のある奴ならここでガッツポーズなりなんなりするだろうが、シンは一切、そんな表情はしなかった。 何の油断も。 「やっぱ、3年見てきたけど、こいつだけは違うよな…」 ロゼが誰ともなく呟いた。 C・ロゼがゆっくりと起き上がると、直道戦の時と同じく、手が紅く光り始めた。 刹那、ロゼ以外のギャラリーの意識からC・ロゼの存在は消え、2秒後には鈍い音と共に、吹き飛ばされるC・ロゼの姿を捉えていた。
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