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確かに。修がシンの向こうを見ると跡形も無くC・ロゼが消えていた。
「でもおもんないよな。シンってば技らしい技全然見せてくれなかったし」
修の言葉にシンは首をふった。
「いやいや…ん?“撃竜砲”見んの初めてか?」
「え?何?あのアッパーがそうなん?」
「大聖、あのな、アッパーって…俺が拳を握ってるのを見たことあるんか?」
シンが人差し指で大聖の眼鏡を押し上げた。
「俺のコマンドは“槌掌”れっきとした掌底だ。さっきのは“撃竜砲”っていって、対空迎撃用の技だ」
すぐさま周矢が発言した。
「“虎烈哮”とどう違うん?」
「アッパーかただの掌底突きかの違いとかナシな」
タカヤの発言にシンは少し気を悪くした様だった。
「…いいかお前ら。“虎烈哮”と“撃竜砲”のあっとーてきな違い教えといたっら!“虎烈哮”は言い方悪いけどオーラを纏ったまま単に攻撃するだけなんや。“撃竜砲”は当たった瞬間に自分のオーラをグッと押し上げて吹き飛ばすんや。全然ちゃうんや!“撃竜砲”の方が高度なんや!なんやねんホウノホウガって、なめとんのか!」
「おーい、そろそろ良いかな?次修なんだからさ、早く早く」
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