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「ありがとう、２人とも。」
「良いってことよ！」
「気にしないで下さい！」
「サレナ様、バルシナ軍の現在地が分かりました。どうやら王都セインツにいるみたいですな。」
王都セインツ。
前大戦時、革命軍であるマサラ軍に対抗した連合軍が集まった場所であり、アクティにとって思い出深い場所。
「よし、んじゃ出発だ！」
「イエッサー！」
サレナの号令でローレライは進路をサエリアへと向ける。
決めるまではあれほど避けていたのに、いざ行くと決めた今、アクティの鼓動は良い意味で高鳴っていた。
（みんなに会える・・・元気にしてるかな？リロさんや、マキさんや、リルーシャちゃん。サエリアってことはパロエちゃんやアルフェくんも！）
さっきまで悩んでいた様子は影を潜め、目がキラキラし、表情は明るい。
サレナもテインもそれに引きずられるように笑顔になっていた。
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