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「申し訳ない!俺の勘違いだった。無礼を深くお詫びする。」
「謝らないでください。私達も悪かったんですから。それよりバルシナ軍のみんなに会わせてもらえますか?」
「ならば城内へ来なさい。バルシナの幹部達は用事で中へ入っている。パロエ、アルフェ、3人を案内してあげなさい。」
ジェシードは2人に案内を任せ、アマンダ達と先に城へ入っていく。
2人は喜んで引き受けると、3人を連れてジェシードの後を追うように城内へと入っていった。
「ねぇアクティ、何で遊びに来なかったのよ。バルシナのみんなはよく来てるのに。」
城の大広間へ続く長い廊下を歩いていると、パロエが問いかけてきた。
バルシナ軍はジェシードに呼ばれて月1回程のペースで来ているようだ。
「ウェイくんのお師匠様に修行してもらってたの。後ろの2人もそうよ。」
アクティは、少し距離を空けて後ろに付いてきているサレナとテインに視線をやった。
年が近いためか、テインはアルフェと早くも打ち解け仲良く喋っているが、サレナは相変わらず顔を真っ赤にして黙り込んでいた。
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