古巣

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「アクティ!久し振り!元気だった!?」 「マイ!」 真っ先に駆け寄ってきたのは、バルシナ軍ブリッジクルー隊長補佐のマイ。 彼女は、アクティが時の森から外界に出て初めて出来た友達で、平時ではタメ口で話すほど仲が良かった。 「マナ様の所へ行ったと聞いて心配していましたよ。お三方とも、お変わりありませんね。」 ブリッジクルー隊長のリロは相変わらず落ち着いた様子で挨拶をする。 「アクティー。」 リルーシャは抱き付いてきたので頭をなでる。 「なんか、みんなちょっとずつ変わったね。リルーシャちゃんは変わってないけど。」 3年の月日はパロエやアルフェ同様にバルシナの面々の姿も変えていた。 リルーシャを覗いて。 「リルーシャはラルースじゃ。成長はせんし、そんな技術はまだ無い。当然じゃ。」 聞き覚えのある声に斜め後ろを振り向くと、入ってきた扉の脇の壁にもたれかかっているマキスバの姿があった。 少しやつれ、目はつり上がり、キセルをふかしている。 「マキさん!お久し・・・。」 アクティが話かけようとして近付くと、入れ替わるように黙って大広間を出て行ってしまった。
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