最後の決意

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~そして今に至る~ アクティは3日ほど前に目が覚めたのだが、目が覚めるまでは面会謝絶の状態になっており、目が覚めた後も何故か面会謝絶を希望しており、今日までは担当した医療班長とサレナ達に注意をしたスタッフしか会っていなかった。 理由も本人の意思で明かされておらず、痺れを切らしたサレナが殴り込んできたという状況だ。 「出ていって・・・。」 「はぁ!?」 「出ていってよ・・・。今は誰にも会いたくない。」 「でもアクティさん・・・。」 「出ていってよ!迷惑なの!2人とも・・・今すぐ出ていって!」 「ふざけんなっ!せっかく心配してやってんのによ!まず面見せろよ!」 「やめてっ!」 サレナは嫌がるアクティを無視して強引に布団をひっぺがした。 「なっ!?」 「あっ・・・・。」 「見ないでっ!」 アクティの姿を見たサレナとテインは言葉を失った。そしてサレナはすぐさま我に帰り、固まっていたテインを外に蹴り飛ばして扉を閉め布団をアクティにかぶせた。 「アクティ、悪かった・・・。まさかそんなふうになってるとは思わなくて・・・。」 「・・・。」 気まずい雰囲気のなか長い沈黙が続く。 「でもさ、やっぱダンナとは会った方が良いと思う。このままだと、なにも変わんねぇぞ?」 「・・・。」 「アクティ・・・。」 アクティはなにも言わなかった。 サレナもなにも言わなかった。 言えなかった。 サレナは両手を震わせながらグッと握っていた。
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