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「お前らが噂の転校生か?」
「噂?どんな噂かは知らないが…多分そうだ」
「転校初日に遅刻とかcoolじゃねぇな」
「遅刻したのはコイツが寝坊したせいだ」
アリスを指差す。するとまたもや逆ギレをし始めた。そんなアリスを男1は呆れた表情で見つめていた
「それより、君はなんでこんなところにいるんだ?案内でもしてくれるのか?」
「いや、それは違う。もう1人の奴が……」
「ひゃっはぁ~☆ 俺様より目立とうとする奴は神と悪魔が許しても、この俺様が許さねえ!!」
死神様の角の先端にのっている男がギャアギャア騒いでいる。ってかテンション高すぎだろ…
困惑した表情で男2を見る。すると男2はこちらに向かってきた
「お前たちに決闘を申し込んでやる!」
WHY?意味が分からない。なんで転校初日に決闘を受けなければならないんだ。しかし、目の前にいる男2は真剣な表情をしてるし…
「ねぇ、ライア。ボクがやっていい?」
「ん~。まぁ、いいが… 油断するなよ」
「ありがと。愛してるよ、ライア」
抱きついてくるアリスに、はいはいと返事を返して引き離す。すると男2が大声で叫びだす
「俺様を舐めんじゃねえぞ」
「はっ。キミ如きならボク一人で十分さ」
アリスと男2は睨み合っている。2人の間に火花みたいなのが見えるのは気のせいではないだろう…
そうしている内に、俺は男1の隣で座り込む。その様子を見た男1も座りだす
「そう言えば自己紹介がまだだったな。俺はライア・アーク。それであいつがアリス・ロックハート。2人ともファーストネームで呼んでくれ」
「わかったぜ。俺はソウル・イーター。向こうにいるのがブラック☆スターだ。俺の事もファーストネームで呼んでくれ」
ノホホンとした雰囲気で自己紹介を終える。なんだか、ソウルとは息が合うかも
「それより、本当にアイツ一人で大丈夫なのか?ブラック☆スターはかなり強いぞ」
「大丈夫だよ。アリスもかなり強いし、魂の大きさではまだアリスの方が大きいしな」
「ライアは魂が見えるのか?」
「職人だからな。それにあの人に鍛えられたし」
ソウルはあまり反応を示さなかった。まあ、示されても説明が面倒くさいからそちらの方がありがたいがな
そうこうしている間に、アリスとブラック☆スターの闘いが始まった
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