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しかし、そんなリースと並んで歩いても何ら遜色の無いほどに、アルの容姿もまた整っていた。
細く、風に流れる金髪は少し癖を帯びているものの綺麗に整えられており、長すぎず短すぎず、一番良いバランスで保たれていた。
スッと通った細い眉が傘成す彼の目はやや切れ長で、白い肌に対してあまりに深遠なブルーはまるでサファイアのよう。
口元から僅かに覗く八重歯は、磨きあげられた白磁器のように美しく白い輝きを放っている。
そう、彼はまさしく、ブルーアイズ・ホワイト・イケメンなのだ。
そして、そんな彼等を包む真っ白な魔法学園の制服は、少し特殊なデザインをしていた。
男女共に共通するのは、稲妻のような流線型の切り込みが入った襟元と、その中心から真下へ、ボタンをなぞるようにプリントされたブルーのライン。
そのラインの色はそのまま学年を表しており、一年生が青、二年生が赤、三年生が緑となっている。
腕の部分には、肩から袖口にかけて金色のラインが走っており、男子はかっちりとしたスーツのような形状。
女子は、朝顔のようにヒラヒラと開いた袖口が、そこからちょこんと覗く指先を優雅に彩る、デザイン性を重視した作りになっていた。
男子のズボンは、上着と同じ白色で、その左右には学年カラーである青いラインが真下に走っている。
女子のスカートは、男子と同じく左右に青いラインが入っていて、丈は短く膝上に調節されており、その裾は大胆なまでにギザギザにカットされている。
そして白のハイソックスと、それを吊り上げるガーター。
特徴的で可愛らしいこの制服は、男女問わず人気があった。
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