☆未定☆

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  前に回されている癒多の腕をぎゅっと握った。 叶「…イヤ、だったんです」 癒「…?」 叶「癒多が、他の誰かと一緒にいるの、イヤです…」 ポロっと、つい口から本音がこぼれた。 ……ところで、はたと気付く。 あれ、僕今なんて言った? 何か、感情に任せて物凄いことを言った気が……。 叶「っ!?」 言った言葉を頭で復唱してたら、急にグルっと体を回されて癒多と向き合う格好にされました。 当たり前だけど、滅茶苦茶カッコいい癒多の顔が目の前にあります。 しかも何やらまた驚いた顔でガン見してくる癒多さん。 き……気まずい…!! ってゆか!! 僕ってばさっきからボロボロ泣きまくってるから、涙や鼻水やらで顔が今えげつないことになってるんじゃないか!? のおぉぉ!!!! 叶「や…、見な…でっ」 …羞恥で焦ってて呂律回ってませんが何か!? くそぅっ、何故に目の前のイケてるメンズに、平凡の醜い泣き顔を晒さなきゃならんのだ! イケメンのバカやろー!!! ―――内心はこんなカンジだけど、実際は必死に両手で顔を隠してます。 ええ、隠してますとも。 しかし残念なことに、その両手は癒多の両手によって剥がされました。 なんでだぁ!! 叶「ゆ…ゆたっ、や…」 癒「…ホントか?」 叶「ぁ…え…?」 癒「さっきの言葉」 さ…さっき? さっき、さっき、……どれ? さっきってどれですかー!? 癒「…俺が他のヤツといると、イヤなのか?」 それかーーー!!!  
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