☆未定☆

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  唇が触れる瞬間、癒多が微笑んだ気がした。 叶「ん…」 優しく触れてきた少しかわいた癒多の唇は、僕の唇を啄み、何度も角度を変え、少しずつ深いものにしていく。 思えば、癒多とのキスは回数で言えばこれで3回目だっけ。 1回目のキスは思考回路がショートしてて、2回目はポカンとしてる?時だったっけ? ていうか、同じ日に連続でされたんだからアレは両方合わせて1回目として数えて、今日のが2回目ってことでもいいのかな?あれ? 叶「…ふぁ…んっ」 でぃっすいずざかなぁぁぁああるぅぅううう!!! はいっ、意識飛ばしてたところにいきなりでぃーぷなキッスをかまされて変な声出ましたサーセンッ!! どぁって(だって)油断してたところにぬるって来たんだよ!? ぼかぁまだ接吻初心者なんだ! 変な声なんていくらでも出るっちゅーの!!! 叶「…ぁっ…ん…ふぅ」 でも、声が出るのも仕方ないと思う。 他の人としたことなんかないからわかんないけど、癒多のキスは気持ちいい。 舌同士を絡められたり歯茎をなぞられたりしてると、頭がぼーっとしてくるし体から力が抜けてくる。 唇がぴったりくっついてるから、息継ぎもままならないし。 しかもヤバイ…、足に力はいんない。 叶「…んぁ…っ…」 癒「…っぶね」 かくんっと膝が折れてしまった僕を、腰に回っていた癒多の腕が力強く抱き止めてくれた。 そしてもう片方の手で僕の両腕を自分の首に回す。 癒「…つかまっとけ」 そう言って、すぐまた僕の口を塞ぐ癒多。 再開される甘い口付けに何も考えられなくなりつつ、必死に癒多の首に回した腕に力を入れる。 そうすれば、僕の頭と腰に回った腕にもよりいっそう力がこめられる。 おかげでこれ以上ないってくらいに密着する僕たち。 角度が変わる度に鳴るくちゅりという濡れた音が鼓膜を刺激して、あまりの羞恥に生理的な涙が瞳に溜まる。 叶「…んは…ぁ、ゆ…たぁ…」 名前を呼べば、応えるかのように激しくなるキス。 違います違いますっ、ねだったんじゃなくて息継ぎがしたいんです!!!  image=450430306.jpg
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