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◆美登里・桃歌宅
桃歌
「あのね、桃歌のお母さんってずっと働いてるから……。ある日思ったんだって。『どうしてこんなに苦労しなきゃいけないの』って。桃歌ん所も、お父さんいないから、凄く大変だったんだって。だからそう思ったら止まらなかったって…」
勇気
「…うん」
桃歌
「ほんの少しだけ仕事せず、私に構わなくていい世界に行きたかったって…でも、桃歌はね、お母さん大好きだから、待つ事が出来たの。勇気くんは、お母さん嫌い?」
勇気
「大好きだよ」
桃歌
「信じてみる強さを持とう?」
勇気
「僕がママを好きでも、ママは僕を愛してないんだよ…。僕、今まで頑張ったもの。ママに愛されたくて、頑張ったんだよ?」
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