第壱話 夢

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俺の夢は格好いいヤンキーになる事。 そぅ病室の壁に夢を書いた。 怒られた…院長に。 あの顔は反則だぜ。 強くなるためより過酷な筋トレをした。 毎日毎日。 気がつくともぅすぐ退院だった。 そして、俺の腕もあり得ないくらい太く逞しくなっていた。 …ありえなくねぇ? 太すぎねぇ。 そして退院の日、病院の先生に自慢した。 俺の腕すげぇだろ。 病院の先生は静かに言った。 折れてますよこれ。 通院が必要です。 なんてこった。 余りの過酷な修行は中一の俺にはきつすぎたか… 武勇伝がまた一つできたぜ。
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