第壱話 夢

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夜に腫れた頬さすりながらコンビニの前で缶コーヒーを飲む。 様になってるぜ俺。 とか思っていたらやたらと見てくる奴が視界に入った。 3人組のギャング系ヤンキーだ。 俺も負けじと睨み返した。 するとその中の一人が言った。 なにみとんねん。 見ん顔やな、お前どこの者や。 俺ら西中やど…と。 フッ俺の名前も結構有名になってきているはずだ。 ここらでいっぱつかましてやるか。 俺は睨みながら奴らに言った。 俺が北中の林政義。 通称マサじゃ。 … …… ……… フッ…こいつらビビッて声もでんのんかえ、なさけないのぉ。 西中の奴らが何かボソボソ言っているのが聞こえた。 え…お前知っとる? 知らん。 てか聞いたこともない。
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