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柴遠:む~(-"-;)ママのバカ!意地悪~!えいっ!
スパーン!!ドシュ!
母が軽めに下から投げただけのボールを
柴遠は不機嫌MAXだからなのかおもいっきり打ち返した。
しかし、普通ならば打ち返すことは一発では不可能だ。と、言うのも寧流は優しく投げたとはいえ、多少の回転を掛けて投げたのだ。
寧流:(・_・;)柴遠…貴方…もしかして…
わずか3歳のまだまだ小さな息子にその回転を掛けたはずのボールを難なく返された寧流は驚いた。
柴遠:ママ!早く!(-"-;)は~やぁ~く~!ママがするって言ったんでしょ?しおん、早くおやつ食べたいの!
そんな母の気持ちなど知る由もなく、紫遠はじたばたと足を動かし、しゃがんで不機嫌なまま母を見てせがむ。
彼の頭の中は今
柴遠:お~やぁつ~(-"-;)(∋_∈)
なにがなんでも"おやつ優先"
それしかないのだ。
寧流:(この子…やるわね♪…テニスの素質はあったかぁ…ふふ♪)
だが、母の頭の中では
愛する息子をテニス選手に育て上げる計画が生まれ始めていた…。
柴遠:ママぁ?(・o・)ノ
母の様子を不思議に思い柴遠は母を呼びながら首を傾げる。
寧流:あ、はぁい♪行くよ~
これが 貴公子柴遠の小さな小さな"始まり"である。
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