index1─過去と始まり

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「魔水晶持って来たぞ。早速測ってみるか」 そう言うとレオンはスヤスヤと眠っている赤ん坊に近づき長女、クレアの方に魔水晶を持たせた。 すると、 先程まで透明だった魔水晶が段々と赤くなり数秒後には綺麗な赤い輝きを放ってた。 「なんて魔力量なんだろう! 女の子でこれだけあるって凄いね将来は期待出来そうだよ兄さん」 「そんなの当たり前のことだろう。なんたって《ウェーバー家》の子供なんだからな。 さて次は、弟のクロスだな」 そう言うとクレアに持たせていた魔水晶を次はクロスに握らせた。 すると魔水晶は今にも壊れんばかりの赤く強い光を放っていた。 これには流石の四人も驚いたらしくしばらくポカンと口を開け呆けていた。
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