「ハル」小説完全版

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Lyrics:六浦館  のばした手に舞い降りた 白い羽根は 奇蹟紡ぐ 影を落とし 逆巻いた 時の流れ 全て包んで 刻まれたその系譜 正しき途(みち)を標(しる)すこともないままに ただよう 廻り続ける 閉じたこの空を 滅びゆく世界なら赦されるの 歌い継がれた 星の瞬きも 深い記憶の海に 沈むのでしょう 届く便り 添えられた 縁(えにし)望む 銀の指輪 昏き闇に輝いた 二つの月 まだ動かない 心の奥に潜む かたちなき咎(とが) 疑うことないままに 夢みる 変わり続ける 閉じたその場所で 悲しみに代わるもの 手に出来るの 謳い継がれた 街も人々も 傷みを分かちながら歩むのでしょう 裂けた大地の呼ぶ声は 終(つい)にも似た未来を照らす 廻り続ける 閉じたこの空を 滅びゆく世界なら赦されるの 語り継がれた 惑星(ほし)の先達(せんだつ)は 遠い記憶の海で 見守るでしょう
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