轟声は合図に

4/12
前へ
/40ページ
次へ
アリス 「うふふ…ねぇ あなたの目…本気じゃない…」 アリスは不敵な笑みを霊夢に向ける 霊夢 「っ!?」 アリス 「これはね…違うの」 ナイフを伝う血を 舌で舐める 霊夢は口ではそう言いながらも 友達 であるアリスを 事情も知らぬまま完全に敵視をすることなどまだ出来ないのだ 的を射たアリスの言葉に一瞬の電撃がよぎる アリス 「本気じゃなきゃいけないわ?事情とかじゃないの…私はあなたを…"殺すの"」 アリスの目の色に 殺意を それも凄く重い殺意を感じる こんな気持ちは初めてだった 恐い 今までの"恐い"とは違う 汗が止まらない アリス 「まだ本気じゃない…ま 殺すことに変わりはないからもうどうでもいいわ」 「じゃあ 死んで 霊夢」 アリスは いつものように 咲くような笑顔でそう言った
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加