轟声は合図に

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霊夢 「じょ、冗談じゃないわ!」 しかし今霊夢はナイフに対抗出来る物を何一つ持っていなかった アリス 「そうよ?冗談なんかじゃないわ?」 言うと同時にアリスは走り出す アリス 「私はあなたを殺すの」 霊夢 「っ!」 霊夢の横をナイフが垂直に振り落とされる その一閃に ためらいなど微塵にもない そして霊夢は今の一瞬のやりとりで理解する "アリスは本気で私を殺すつもりなのだと" アリス 「やっぱ避けたわね?いいわ 何度でも刺してあげる 沢山刺して動かなくなったらボロボロの臓器全部くりぬいてあげるわ?」 変わらない 前まで好きだったアリスの笑顔 今では不気味でしょうがなかった 霊夢 「…っどういうことよ!私があなたに殺される理由なんて…」 『霊夢!どいて!』 それは私が声の方に振り返るのと同時に行われた 大きな音とともに アリスに 穴が 一個 二個 血がシャワーのように飛び コンクリートの地面に赤い斑紋を作る まさに一瞬の出来事で アリス…?
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