轟声は合図に

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咲夜 「…血痕…新しい…」 寂れたビル街に囲まれた道路の真ん中 飛び散った血の痕を指でなぞる 咲夜は慧音と別れてすぐこれを発見した 何故こんなものが… 血が自然に飛び散る そんなことあるものか 間違いなくここで戦闘が行われたのだ 頭の中で可能性の一つ一つを 紡いでいく 咲夜 「やはり…安全とは言えないのね」 「なに独り言を言ってるの?」 咲夜 「…っ!?」 馬鹿な… 私に気配すらを感じさせずに 後ろに立つ… 「その血が…気になるの?」 咲夜 「…あなたは…っ」 「あははっ 私が…なに?」 ゆっくりと 振り向くと 独り言を言っていた私を嘲笑うかのような目で私を見下ろす それは咲夜に比べれば随分小さい しかし特徴的な 三度笠のようなZUN帽 咲夜 「…洩矢諏訪子」 諏訪子 「正解ー 何をしているの?あなた」 咲夜 「その前に一つ質問させてもらうわ」 咲夜 「あなたの服についたその"血"はなに?」
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