それは絶望の光

3/7
前へ
/40ページ
次へ
木漏れ日が庭に差し込む 今日は快晴 しかし空などには目もくれないだろう 興味が ない 箒を握り 波紋のように浸る枯れ葉を寄せ集める 秋晴れを楽しみ縁側でお茶を飲むという彼女らしいスケジュールがあった 箒の動きは心なしか早くなる 彼女 "博麗霊夢"はそれはそれは平和で有意義な時間を過ごしていたはずだった 彼女が覚えているのは そこまでだった 灰色の街のどこか 彼女は立ち尽くしていた 霊夢 「なんで…こんなことに…」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加