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「おぬしの生き残る道は、人を助ける事じゃ!」
ビシッと人差し指を俺に指差してきた。取りあえず、俺も立ち上がった。
「いや、無理」
空っぽになったコップを手に取り、洗面所に置く。そうすると、いきなり首根っこを捕まれ、自分の部屋まで連れていかれた。
何をするかと思いきや、いきなり“神様”は袴を脱ぎ始めた。
「えー……。何してんの?」
「今から全裸になって窓から、『きゃー! 誰か助けて! 変態に犯されるー!』って叫びながら落ちる」
着々と袴を脱ぎ捨て、窓を開けて身を乗り出す。
ふざけんな。そんな事されたら俺生きていけない。
「ち、ちょストップ」
「ん、何だ?」
上半身を捻ってこちらに向いた。止めようとしたら、逆に大変な事になってしまった。今、俺の目の前には、でかいお山が二つ。 やばいです。
俺は身体を反転させる。そうすると、今度は俺の身体に背中から抱きついてきた。
「ふふん。おぬし、どうした? 何故、顔を赤らめておる?」
グイグイと抱きつく力が強くなる。
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