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「じゃあ俺帰るから」
最後に何か言いたそうだったが、これ以上はめんどくさいので、逃げる様に教室から出た。
20分程歩いて、やっと家に着いた。中に入るとシーンとしている。いつもなら、あのうるさい奴がすぐさま玄関までくるんだが、今はいないらしい。
俺にとっては好都合だがな。
制服を脱ぎ、鞄と制服を置きに自分の部屋に向かった。
さっさと風呂に入って飯食おう。
そんな事を考えながらも、自分の部屋のドアを開けた。
「ん、おぬし、やっときたか」
ドアの先には、着物を着た女がベットの上に寝そべっていた。しかも、着物は着物だが、足を露出している着物で、髪の毛は銀髪、身長は170位。大袈裟だと思うが、物凄い美人だ。
てか誰だよこいつ。なに人ん家に勝手にあがってんの? 警察に通報しないと。
携帯電話を取り出し、警察に電話を掛けようとすると、その女が手をパンっと叩くと、
「うわ!」
バチバチと煙を上げて、携帯がいきなりぶっ壊れてしまった。
おいおい、どうゆうことだよこれ。
俺は女を不思議そうに見つめていると、ベットから降りて俺の目の前に立った。
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