お伽話

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<時の三日月兎を殺して時を留めておいで、アリス> いつ、誰が言ったのかは解らない 「ようこそ、アリス。狂の世界へ」 僕は案内役だからね。 とチェシャ猫は言う 「さあ、さあ、さあ!アリス。僕らの為にあの忌ま忌ましい兎を殺しておくれ」 そして僕らに永遠を。 と続けて帽子屋は言う 「「アリス、私(僕)達の可哀相なお姫様。私(僕)達をお互いが亡くしては生きられなくしたあの兎を殺しておいで」」 そして私(僕)達の眼を取り替えして来て。 と左右対象の眼帯を摩りながら双子さえも兎を殺せという
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