プロローグ

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エンジンの音と共にトラックが動き出す。 男の子も前の家も段々離れていく。 「しゅんちゃあぁん!」 これでもかってくらい叫ぶ女の子。 その声が届いたのか男の子は 「やくそくだよーっ!!」 とおもいっきり叫んだ。 女の子は『うん』を何回も連呼しているうちに前の家も男の子も見えなくなっていた。 何も変わらないと言えば、まだ六時らへんだとゆうのに、春だからなのか星が輝いている空だけだった。 ──しゅんちゃん…    やくそくだよ──  
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