18953人が本棚に入れています
本棚に追加
マックの二階へ行くと未衣が一番奥の席でポテトを食べて待っていた。
「おっそ~い!…って…奥多川君!?」
頬を膨らませて怒っていた未衣だが、俊ちゃんの血だらけの服を見てビックリしていた。
いや…俊ちゃんが居ることにもビックリしてると思うけど…。
「事情は聞かないで?」
淳が笑いながら言うと、未衣は唇を尖んがらせながら静かに頷いた。
私はホッとして、未衣の隣りのイスに座った。
「一つもーらい♪」
ポテトを一本食べる。
「あ~!未衣のなのに~!」
私と未衣がポテトの奪い合いをしてると、淳は目の前のイスに座る。
「俊も座れよ!!」
淳が叫ぶと、しぶしぶイスに座った。
私の心臓がうるさく高鳴る。
最初のコメントを投稿しよう!