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ちょっ私!何してんのさあ!
これじゃ…もっと嫌われちゃうじゃん…っ!!
涙目になりながら、カットバンの紙を剥そうとするが、手が震えて剥れない。
「………ぁれ…?」
何度やっても剥れないカットバンにイライラしてくる。
落ち着け~!!
「───ぷっアハハッ!」
「!?」
突然、無邪気に笑ったのは…
俊ちゃんだった─…。
その笑顔はまるで──…
─昔のしゅんちゃんでした─…
「え…あ?ん?」
笑っている理由がわからない。
私…何かした?
口を押さえ、俯いて笑いを堪えている俊ちゃんに私は“?”を浮かばせる。
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