~本性~

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「俊が大笑いした所なんて…初めて見た…」 淳は口をポカンと開けながら、俊ちゃんが降りていった階段を見つめた。 未衣も階段を唖然として見ている。 私は自分の手のひらを見つめた。 俊ちゃんの肌に触れたこの手。 なんか─…初恋の人になった気分。 「私達も…行こ?」 「だな」 「うん」 空になったポテトの箱をゴミ箱に捨て、マックを出た。 あの不良達はもうどこにもいなかった。 警察沙汰にならなくて少し安心。 「これからどーする?」 未衣が携帯をいじりながら言った。 まだたっぷり時間があるし……あっ!!そーだ♪ 「いいこと考えた!」  
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