~訪問~

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一息ついて、ゆっくりドアを開けた。 ドアの隙間から覗くと、俊ちゃんがソファに座っている。 広い部屋なのに、ベットとソファとコンポしかない。 泥棒のように覗いてる私に気付いたのか、俊ちゃんと目があった。 少し睨まれたので、『失礼します…』と小声でいい、部屋内へと入る。 リビングとは違う爽やかな匂いが鼻をくすぐる。 なんか…“しゅんちゃん”の匂いだあ…。 「何、人の部屋の匂い嗅いでんの?」 「え!?」 匂いを嗅いでた事に気づかれ、動揺してしまう。 そんなに嗅いでたのかな…私。 匂いフェチとかじゃないんだけどなあ…。 やっぱり…しゅんちゃんの匂いだったからかな…?  
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