~お母さん~

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俊ちゃんの…お母さん? 俊ちゃんママ…だよね? 俊ちゃんは今までに見た事ない冷たい目をして淳を見る。 淳は俊ちゃんの目に一瞬だけ身震いをした。 私は全身に鳥肌がたつ。 一向に動こうとしない俊ちゃん。 ……私が行くかな。 私は自分の拳を握り締め、俊ちゃんの部屋を出る。 淳は焦りながらも、私を通してくれた。 俊ちゃんママ…。 あなたと俊ちゃんの間に何があったの…? リビングに行くと、30代くらいのおばさんが1人立っていた。 私は唾を飲み込み、意を決意し 「俊ちゃんママ…??」 と、静かに言った。  
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