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ピピピピッ
部屋に鳴り響く目覚まし時計の音。
「んー……っうるさい…」
カーテンから太陽の日差しがさしこみ、ベットを照らしている。
ベットの中で寝返りをうつ。
「瑠愛ーっ!早く起きなさい!転入初日だってゆうのに遅刻するわよーっ!」
一階からお母さんが叫ぶ。
転入…初日?
「そうだったー!」
ベットから慌てて飛び起きる。
今日から新しい学校に転入することになった。新しい学校って言っても見慣れてるからそんなに変わんないんだけどね。
お父さんの転勤で10年前、引っ越した街に戻って来た。
私には好都合だったんだ。
そりゃあ、前の学校の友達と離れることになるのは嫌だったけど、またこの街に戻れるし…
俊ちゃんにも…会えるから…。
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