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昔約束をした日。
あの約束は子どもの遊び。
だけど、私は小さいなりに、すごく本気だった。
だって…本当に大好きだったんだもん…。
「やば…早く用意しないと」
私は立ち上がり、鏡の前で腰まである髪の毛をとかす。
ここの学校の制服可愛いんだよね。
この街にはこの高校しかなくて、結構受験とか大変だけど…俊ちゃんのためと制服のために勉強頑張ったんだ。
ランクが下の方の私が入れるレベルじゃないんだけどね…。奇跡。
俊ちゃんがこの学校にいるってゆう保障はない。
だけど…もしいなくても自力で探し出してやるんだから。
あの約束を果たすために─…。
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