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「いい…匂いだねー…」
あまりにも清々しい空気で、深呼吸をしてしまった。
地元では絶対に嗅げない匂い。
これがおいしい空気って言うやつなのかな?
「んだな…」
俊ちゃんも私と同じように、深呼吸をしている。
意外…。
……ん??
俊ちゃんから目線を離し、駅の隣りの店屋が目に入った。
《love ☆ love》
と言う名前の雑貨店だ。
可愛い──…。
入りたいな。
私が雑貨店をガン見してるのを俊ちゃんが気付いたのか、2歩くらい歩き出す。
「え…」
「あの店、行きたいんだろ?」
「う、うん…」
「じゃあ行くぞ」
俊ちゃんはお店の方へと歩き出した。
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