~初恋~

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今、俊ちゃんの顔を見るのがすごく怖い。 どんな表情をしているのかわからない。 それに…声が震えて…声が出ない…。 私が俯きながら黙っていると、 俊ちゃんは静かに私の頭の上に、“ポン”と手のひらを置いてきた。 おかげで、すごく心の緊張がとけたような気がする。 ありがとう…。俊ちゃん。 私は顔を上げて俊ちゃんを見た。 やっぱり私は─… 「俊ちゃんが…好きです…!」 あなたしか見えない─ 俊ちゃんは驚いた顔で私を見る。  
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