18953人が本棚に入れています
本棚に追加
俊ちゃんの問い掛けに私は必死に首を振る。
そんなことないよ─…。
『俊ちゃんだよ』って俊ちゃんから言ってくれてれば、すごく嬉しかったよ…。
「こんな落ちこぼれになった俺なんかと一緒になんて居たらお前、世間になんて言われるかわかんねぇんだぞ?
それに………」
俊ちゃんが突然話すのをやめた。
何か…秘密があるのかもしれない…。
聞きたい…。
聞きたいけど…
「…無理に言わなくていいよ!
言いたくなったら聞くよ。
それより…
私はそんなこと気にしない!
他人の目が冷たくても、私は別にいいし…
…俊ちゃんが居ればいいもん!」
我ながら恥ずかしいことを言ってるけど、そんなの気にしない。
だって本当のことなんだもん。
最初のコメントを投稿しよう!