18953人が本棚に入れています
本棚に追加
たったこれだけのことが、すごく幸せなんだ。
当たり前、なんかじゃない。
もし明日、あなたの笑顔が見られなくなったら、幸せなんてもんじゃない。
不幸に感じるよ─。
だから…いつも…笑顔を…一生見せてね?
俊ちゃん………。
──────……
「おめでとうーっ!!!」
私と俊ちゃんが手を繋いで部屋に帰ると、未衣と淳が笑顔で私達に言ってきた。
唖然とする私と俊ちゃん。
……そっか。
俊ちゃんに私を捜させたのは、あなた達の作戦だったんですね……。
なーにが心配よ!
……って嘘嘘。
「未衣、淳、ありがとうね」
「………サンキュ…」
私が言った後に続いて俊ちゃんが小さな声で言う。
最初のコメントを投稿しよう!