~理由~

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「まじで、夏休み終わるの早いんですけどー!!」 深いため息をつきながら、体育館へと向かう。 「んだよねーっ!」 未衣も首を掻きながら言った。 俊ちゃんと淳は私達の少し離れた所で楽しそうに話している。 少し、俊ちゃんに笑顔が戻って安心。 ……でも、かっこいいから、みんな俊ちゃんのこと好きになりそうで少し怖い。 取られないように頑張るもん! 無意識にガッツポーズをしていることに気付き、周りを見渡し、見られてなかったか確かめていると、未衣が急に立ち止まった。 「未衣……?」  
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