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「未衣って誰?」
麗依は首を傾けながら私に聞いた。
「私の親友。今具合悪くてさぁ…ベットで寝てるんだよね。だから…」
「OKOK♪静かにしろってことだよねぇ!任せろ!」
「アハハッ」
本当にチャラいけど、いい性格してる。
いい意味でね。
「─────んっ」
ものすごい小さな声が未衣が寝ているベットから聞こえた。
未衣、起きたのかな?
私は立ち上がり、未衣のベットへと向かう。
私の後ろを麗依はついて来た。
静かにカーテンを開けると、眠たそうに目を擦っている未衣が居る。
「未衣。大丈夫?」
「うーん…。大丈夫だよ…………ひっ!」
未衣は目を擦るのをやめて私達の方を見た。
見た瞬間、お化けでも見た様な表情と声を上げる。
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