~理由~

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「この後の授業が終わったら、1人で来て…麗依って子…連れて来ないで…お願い」 未衣は泣きそうな顔で、私に訴えた。 私は困りながらも、『うん』と答え、カーテンから出る。 カーテンの外では、淳はソファに倒れたように寝ていて、麗依は保健室の先生と話して居た。 「麗依。私、教室戻るね」 「あたしもいくーっ♪あっでもなんか自己紹介とかあるんでしょ?かったりぃ!!」 あっ、そっか。 麗依、転入生だもんね。 保健室を出て、麗依の中学の時の話をしながら教室に着いた。 教室に入った瞬間、ケバいギャル達が一斉に麗依を睨む。  
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