~理由~

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圧倒されてるのか、ケバギャルはみんな麗依から目を逸した。 麗依はそのことが気に入らなかったのか、おもいっきり目の前に居たケバギャルのスネにキックをいれた。 耳に障る音が私の体に震えを与える。 蹴られたケバギャルは『痛い!』と叫びながら床に転げ落ちた。 「アハハッ。キメェし。死ね」 麗依はそう静かに言い放つと、転げ落ちたケバギャルの腹にキックをいれた。 それを何回も何回も繰り返す。 まわりの人が止めれないほど空気が緊迫していた。 ……止めなきゃ…。 私は意を決意し、麗依の元へと歩き出す。 麗依は楽しそうに笑いながら、ケバギャルにキックをいれている。  
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