~理由~

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「ちょっと麗依、やりすぎだよ。やめな」 私が麗依の肩に手を置いたら、蹴るのをやめた。 ケバギャルは苦しそうに何回も噎せながら咳をしている。 …自業自得なのか、可哀相なのか…。どっちもどっちだね。 麗依は何事もなかったように、私に笑顔を向けた。 「スッキリ♪あっそーだ!瑠愛にね!食べてほしいお菓子あるんだよね~」 スキップをしながら自分の席へと向かう麗依。 教室にいた男女共に唖然。 ケバギャルの仲間達は倒れて居る奴をおんぶして教室から出ていった。 多分保健室に行ったと思う。 「瑠愛!これこれ!めっちゃ美味しいんだよ♪」 「…アハハッ。食べてみる」  
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