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ギャルの今の言葉に私の堪忍が切れた。
「テメェら…、さっきから聞いてればペチャクチャ未衣の悪口言いやがって…。ふざけんなよ?」
怒りが押さえ切れない…。
もしかしたら殴っちゃうかも。
私の言葉にギャル2人はビクッと肩が跳ね上がった。
「ねぇ…この人…奥多川俊の彼女じゃない…?」
「えっやばくね?行こ!」
2人はバタバタと足音をたてて、保健室を出ていった。
静まり返る保健室。
「未衣?大丈夫?」
私が問い掛けると未衣はパッと笑顔になった。
「大丈夫だよ!あの人達ね!多分、未衣のこと嫌いな人なんだよ!だから心配しなくていいからね♪ありがとう」
少し納得できなかったが、未衣のこの笑顔を崩してしまったらいけないと思い、無理矢理自分を納得させた。
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