~真実~

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淳はいきなりの麗依の挨拶に困りながらも『よお』と答えた。 淳が席に向かおうと歩き出すと、麗依も一緒に歩き出す。 その光景に私と未衣唖然。 「麗依…ちゃんって淳ちゃんのこと…」 未衣は麗依と淳の光景を見ながら静かに呟く。 …どうしよう…。 言った方がいいのかな…? 未衣に嘘つくのは絶対やだ…。 だから… 「うん…。好きなんだって…」 「……そっか。盗られたら…どうしよう」 未衣は泣きそうな表情をしながら鞄で自分の顔を隠し、言う。 「大丈夫だよ…」 麗依には悪いけど、私は未衣と淳の中には麗依は割り込めないと思うよ…。  
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