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私の言葉に未衣は少し安心したのか、笑顔が戻った。
私も一安心して、淳と麗依を見る。
淳は誰にでも優しいから突き放すことなんて絶対にしない。
だから、今も麗依の話を楽しそうに聞いている。
淳の優しさはすごく好きだけど…今はちょっと好きになれないよ…。
でも淳は麗依が自分に好意を持ってることは知らないから…しょうがないけど…。
私は複雑に見えちゃうんだよ…。
多分、未衣も同じだよ…淳。
「おい」
「へ?」
上から声がしたと思ったら、俊ちゃんが立って居た。
未衣は気付いていたらしいけど、気付いていなかった私はビックリして声も出ない。
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