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教室に入ると、意外にもキレイに整ってる机。
だけど、机の上に足を乗っけて音楽を聞いてる人。
コテで髪の毛を巻いてる人。
お菓子を食べてる人。
これでレベル高い学校とはどう見ても見えない。
口を開けてその光景を見てると、丁度チャイムがなった。
ゾロゾロと教室に戻って来る生徒達。
真面目君、ちゃん、も居るけどほんの一部だ。
うまくやっていけるのかな？私。
「みんな！転入生を紹介する」
先生の声でみんな私をガン見する。
視線が…いたい。
「…小倉…瑠愛です…よろしくお願いします…」
言い終った後に小さくお辞儀をする。
今日は本当に頭を下げる日だわ。ハァー。
教室内には40人くらい居るのに聞こえて来る拍手は3人くらいの音だけだった。
……悲しいわ。
上目で辺りを見渡すと女子の全般は笑いながら喋っている。
男子は『かわいー』『彼氏居んのー？』とか叫んでいる。
嬉しいけど嬉しくない。
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