おでこに C H U

～再会～

「瑠愛と未衣、超気が合うんだけどーっ！このクラスでこんなに気が合う人いなかったから嬉しー♪」

八重歯を出しながら笑う未衣は可愛い。てゆうか女らしい。

少し分けてください。

あれ。このセリフどこかでも言ったような気が。

「私も嬉しいし！この学校でやってけるかも不安だったし」

「あ～。わかるよそれ。未衣ね、これでも昔は真面目ちゃんだったんだよ。あの前の席にいるみたいな子みたいに」

未衣が指差した先には、眼鏡をかけて真っ黒な髪の毛を二つに縛っている子がいた。

「全然違うじゃん」

ビックリしすぎて、未衣の携帯をいじっている手を止めた。

「でしょ♪結構中学では頭もよくて、この学校に推薦で来たんだけど、まあこうゆう環境で勉強してれば、なんて言うの？影響？されたみたいなね」

ポッキーをかじりながら言う未衣。

私は教室内を見渡す。

本当に…レベルが高い学校なの？

ってくらいに真面目な人とギャルの人の違いが激しい。

真面目な人は今、休み時間も勉強している。
だけどやっぱり、ギャルい人はお菓子を食べながら髪の毛いじったり、携帯をいじったり。