~再会~

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大好きだけど… 不良なってしまってた。 それは…予想外だったよ…。 ちょっと、私が思っていた想像とは少し違った。 でも、初めて、10年振り会った時… すごく…懐かしい感じがしたんだ。多分、匂いが変わってなかったのかな…。 犬より臭覚いいかも。私。 ハァー…俊ちゃんに… 会いたいよ──…。 私は静かに目を閉じる。 閉じた瞬間、騒がしかった教室が一瞬で静かになった。 外の静かな風の音が耳に聞こえるくらい。 なにか…あったの? 昔の俊ちゃんとの思い出を思い出していたから、あまり目を開けるのは嫌々だったけど、ゆっくりと目を開けた。 開けた瞬間、私は目をおもいっきり開き、頭を上げた。 私の目の前景色は… 1人の不良少年と話してる… 俊ちゃんがドアの前にいた。  
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