~約束~

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たった三段の階段を音をたてずに上がった。 ここに、俊ちゃん居るんだよね。……緊張してきた…。 心臓の鼓動が早い。 ゆっくりと深呼吸をする。 ───よし! ガッツポーズをし、気合いを入れてドアを開けた。 開けた瞬間、感じたことのない風が私を包んだ。 香りがよくて…気持ちいい。 風を感じながら屋上の地面へと足を運ぶ。 屋上は広く、どこに誰が居るのか一発でわかんない。 でも私はある場所を見つけた。 それは、中々いい所で日当たりもよく、死角になっているのでサボっていても見えない。 最高にいい所っ。  
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