~約束~

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私の感では… あそこに、 俊ちゃんが居るはず!! 私は早歩きで死角へと向かった。 風が私を押してくれている。 生暖かい。 俊ちゃん…居て! 歩いている足を死角の目の前で止めた。 なんだかんだ言ってこれでもすごい緊張してるんだから。 心臓の音が外に聞こえてしまうってゆうくらいうるさい。 ──居て! 私は死角を覗いた。 自分の顔が赤くなるのがわかる。だって─…… 俊ちゃんが居て、まるで子どものような寝顔で寝ていたからだ。 可愛い…。やっぱり、不良になったとしても…性格が変わったとしても…俊ちゃんは俊ちゃんだよ。 私は俊ちゃんのそばにより、その場にしゃがみ込む。  
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