プロローグ

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──────…… 「え…、もういっちゃうの!?」 2人の約束から、約2時間後の出来事だった。 女の子の家の前には大きなトラックが止まってある。 女の子の左右横にいる女の子の両親が男の子の両親としゃべっている。 「明日だったんだけど、やっぱり今日出発にしたのよー。今までお世話になったわね」 女の子のお母さんは男の子の両親に頭を下げる。 「なに言ってんの。これからも宜しくね。遊びに行くし♪」 男の子のお母さんは涙を目に浮かべながら言った。 「そろそろ行くか…」 「そうね、瑠愛。行くわよ」 お父さんとお母さんはトラックのドアへと歩いて行ってしまった。  
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