~体育祭~

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「……………」 靴下を見ながら黙る私。 困っていることがわかったのか、俊ちゃんは私のそばへと歩いてきた。 目の前に立つ俊ちゃん。 …かっこいい…。 あまりのかっこよさに、俯いてしまう。 あんまり見ていたら怒られるのもあるけどね…。 「……脱げ」 …………はい? ぬ、ぬぬぬ脱げ!? ちょっ!え!? 俊ちゃんの一言でパニクる私。 心の中で焦ってると 「靴下を脱げって言ってんの」 と、浅くため息をつきながら私に言い放った。 …靴下? あぁ…そっか。 って!うわあ!私、超痛い子じゃん!恥ずかしい! 勘違いだったことに気付き、顔を真っ赤にしながら、両方の靴下を脱いだ。  
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